犯人はゼr……(日記はここで途切れている)

はぁ~ん!!気が付けば文月!?ジュラーイ?7月ぅ!?
って毎度の事(気付けば1ケ月過ぎてるシリーズ)なのでこの導入やめた方がええんちゃう?と思いながらもやっぱり書いちゃう。どうも、大崎です。

またしても月一おじさんです。
いえ、私も更新しようという気はあるんです。あるんですが、どうにも進まないんですね。
何故か?多分ですね、いえ、これは確信を持って言えるんですが任天堂が悪いんですよ。
そう、ゼルダの伝説ティアーズオブキングダム!!!!
こいつのせいで我々は多大な時間を奪われているのですよ!?なんと私だけじゃなくてトールさんもがその毒牙にやられてしまい、日曜日はお互いに自分のswitchで同じゲームをやるという状態になっています。(トールさんはやや食傷気味だけれど)そしてお互いの進捗状況をちまちま自慢し、相手が行き着いてなければマウントを取り合うと言う小学生みたいな事をしていますwww

ていうかティアキン楽しい!!前作も楽しかったけれど、今作も楽しい!!楽しすぎてクリアしたくない!!
当分はハイラルの地で冒険三昧ですわ……。ゼルダ、恐ろしい子!!

閑話休題。
先日、弊社のお偉いさんが定年退職し、何かとお世話になったので贈り物をしました。
その方には本を何冊かお借りしていた事もあり、合う合わないがあるとは承知で本を一冊贈りました。すごいお気に入りの本だったので久しぶりに読み返していたら、無性に語りたくなったので今回はお気に入りの本の話をしたいと思います。

贈った本は森博嗣先生の「少し変わった子あります」。
森先生と言えばS&Mシリーズやスカイ・クロラシリーズなどが有名で、理工学部の助教授だったりとやや風変わりな経歴を持つ作家である。
私は「黒猫の三角」が最初の森先生の作品だったのですが、正直読みづらい作家さんだと感じたのが正直な感想。でも、キャラクターが個性的で魅力があり、時系列を整えたり謎を整理しながらあの大量の文字量を消化するのは頭をたくさん使っている感じがしていいんですよね。

そんな森先生の作品ですが、今回の「少し変わった子あります」はかなり読みやすい作品です。登場人物も少ないですし、基本的に語り部の小山の独白がメインとなっているので物語を読んでいるというよりその人の話を聞いている様な感じです。

この作品はミステリーであり、ホラーであり、哲学であるというどれでもあってどれでもないような奇妙な感覚が大変魅力的となっています。どんな本なのかというと失踪した後輩が通っていた店舗を持たない一夜限りの不思議なレストランで女性と一緒に食事をするだけの話、身も蓋もない言い方をするとそれだけの話。それだけの話だと言うのにミステリーもホラーも哲学も詰まっているのだからすごい。


そんな物語の流れなので劇的な事件はほぼありません。後輩が失踪しているのが劇的と言えば劇的ではありますが、物語の本筋ではないのでエッセンス程度です。だから、人によっては面白味を感じられないかもしれません。殺人事件が起きる訳でもありませんし。


淡々と進んでいく物語の結末は淡々としていながらも薄気味悪さを残すのですが、それがまたいいんです。読了後、何だか微妙な感覚が胸に残ると思うのですが、その感覚が人によってそれぞれだったりするのでそこもまた魅力だと思います。

流石に新品は絶版となっていますが、古本ではありますし何なら電子もあるので一度読んでほしい作品となってます。


でまぁ、この本を贈った訳なんですが……冷静になるとかなり変化球な本を贈ってしまった気がします。もっとメジャーで読了後にふわっと明るくなるような作品を贈ればよかったと思ったのですが、暗い話を好んで読むので最初から無理だった💦

そんな訳で、少ない読書歴の中で感銘を受けた作品を適当に並べてみました。もし被ることがあったらお友達になって下さい。

・高瀬舟  森鴎外
・こころ  夏目漱石
・ドミノ  恩田陸
・告白   湊かなえ
・人間椅子  江戸河乱歩
・芋虫   江戸河乱歩
・トロッコ  芥川龍之介
・誰か   宮部みゆき
・クラウド・コレクター  クラフトエヴィング商会
・生きるヒント  五木寛之


最近本を読めてないのでまたゆっくり読みたいなー。
ではでは、そろそろこの辺で。


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